今年も(“は”“こそ”?)釣るよ^^ -4-
8:00になった。海恵スタッフの号令のもと一斉に釣りが開始される。
nimnimの左に陣取る見知らぬオジサンは一投一匹ペースでタモ入れまで完ぺき。その奥のおじさんも同じペースで上げている。
と自分のウキを見てみても何の反応もない。なんだ、この違いは…餌もいつも使っているミックなんだけどなぁ。右手を見ると隣で兵庫支部長がアタリに反応し合わせたが、針に掛からない^^;そんなことを彼は数回しているうちに一尾あげる。
何が違うんだ?nimnimのは、未だウキ引かず…タナはあっているはずなんだけど…
一投一匹ペースのオジサンたちは、黄色い得体の知れない練り餌(白い長靴のオジサンの足元に注目)でとても市販のものとは思えない餌に食っている。
活きよいよく釣っているので声をかけにくかったが、勇気を持ってそのオジサンに声をかける。
「その練り餌は何ですか?」
「いろいろ試行錯誤しているんだよ。」
と相手にしてもらえず教えてはくれない。
兵庫支部長にアタリ餌を聞くと活ウタセエビらしい。いきなり活き餌を使うのはローテーション上少々良くないとは以前、海恵スタッフから聞いてはいたが、釣れないのだからこれが正解なのかもしれない。
そういうことならと餌をミックから活ウタセエビにチェンジする。
とたんに当たりがあった。餌だったのか…ウキが十分沈み10秒数えて合わせるが、半分餌が針に残っている。活き餌だから活性が低いのでなかなか食い込まないようだ。他の釣り客に海恵スタッフが秋口助言(王道の練り餌というのは活性の高い奴を先に釣りあげるための餌、食い渋るやつを餌を変えながら最後に活き餌で仕留める。いきなり活き餌だと釣れなくなったとき他の餌を食わなくなる)していたのをふと思い出す。だが、左手でバンバン釣りあげているオジサンのように、成熟したオリジナル練り餌を持っているわけでない。その助言を無視するわけではないが、このままでは坊主になるかもと当たっている活ウタセエビに頼るしかない。
何投かしているうちに、ウキが全く沈まない。横になったままじっとしている。側面の網に掛かったのかと思い、イトフケを取り巻きあげてみる。ん?動いているし、重たい。何だかわからないうちに釣れてしまい、タモに入れた瞬間針が外れた。いったいどこに掛かっていたのだろうか?口には掛かっていたようにタモ入れのとき見えたが、それほど針掛かりが浅いのか…食い上げの状態でおまけに合わせが十分でなかったからだろうか?
2匹目は明確なあたり、15秒ぐらい待ってからいつものように電撃フッキング。よしよしとタモ入れしたとき、またしても針が魚から外れた。な、なんだ?釣り人の立場に魚が立って手を煩わせまいと気を使って、良く教育された鯛が勝手に外れているわけではない。
どうやら、本当に掛かりが浅いようだ。
兵庫支部長を見ると掛かりの浅さに気付いており、ウキに当たりが明確に出てかなり送りこんでいるが針に掛からないようだ。兵庫支部長とnimnimのウキを比べて見ていると圧倒的に兵庫支部長のほうに当たりが多い。どうやら彼は活ウタセエビを黄色い液体で即席着色して使っている。黄色がいいというのは本当のようだ。
8:20 アタリがパタリと止んだ。何とか鯛4匹釣りあげることができた。兵庫支部長に聞くと鯛2匹でひたすらばらし続けたらしい。一方釣っているオジサンのスカリを覗き込むと鯛9匹入っている。20分で9匹だから2分チョイで1匹という計算。nimnimで5分で1匹この効率から見ても怪しげな黄色い練り餌のすごさがよくわかる。
「鯛、放流しまーす」…18匹ぐらい(タモで3回)
「青物、放流します」…メジロ9匹ぐらい(タモで3回)
「ソイ、放流しまーす」…20匹ぐらい(タモで2回)
時間を空け放流してくれるが、「青物掛かりましたぁー!」と秋口のように威勢の良い声は、澄んだ冬空の中、離れた小マスで1回聞こえただけで淋しい限り…
今年の海上釣堀は取り込みスピードを上げるため、タックルが重くなるがリール1回転の巻きとりスピードを71cmから86cmへ変え、ドラグも3kgから6kgへ大幅アップ!
やはり強引な取り込みなので、スピードは大事。掛かりが浅くてもばれる前にタモ入れできる^^