バレンタインの雪辱

忘れもしない…2/14。
散々たる結果に終わったバレンタイン。チョコレートはいつものことだが、魚類にまでという不幸な一日

気候もすっかり熱くなり、いくらなんでも…という季節がやってきた。
そう雪辱戦だ。
シマアジコーナーというのがあるらしいが、前日までの情報ではかなりの釣れてないような感じだった。ので小マスで難く行こうという作戦に出た。よく考えるとこのバレンタインから釣りに行っていない。

だが、今月は休みがメンバーとほとんど合わないし、この作戦を思いついたのが1週間前。
日曜日で遠出を敬遠気味のメンバーに相手にされないだろうと、徳島組には声をかけなかった。
兵庫支部長や大阪支部長にも声をかけたが、大阪支部長は7月中忙しくて動けないそうだ。
兵庫支部長は行きましょうという返事。

6:29  予約の人から順番にイケスに割り振られていく。現地の天気は前日まで6mの強風と大雨とは全く違う。海の色は笹濁り。風はほとんどない。
携帯電話のGPS機能で座標を見たがlat=34.3938119,lon=134.2855242と瀬戸内海の海の真ん中と意味不明な座標だった。携帯電話が繋がったり繋がらなかったりするのもうなずける。
6:54  釣り座は小マスで、我ら2名と他グループ7名の9名(かかり釣り愛好家のグループで小学生ぐらいの孫も連れての年配の人たちだった)だった。「よろしくお願いします」って声をかけ、釣り座に散ったが、先に入った7名組はすでに釣り座についていた。彼らは知ってか知らずか、船着き場から遠いところに並んでいた。おまけに桟橋に近い方と2辺に陣取ろうとしていた。
今までの小マスの実績から、船着き場から遠い辺と桟橋に近い辺が鯛メインに爆釣という感じを持っていたので少々がっかりしたが、船着き場も桟橋からも近い一角に釣り座をきめた。こちら側は青物が結構釣れたイメージがある。
7時からのSTARTなので、準備に余念がない。とても1週間前からの準備とは思えないほどの多彩な餌のrepertoryを持つ兵庫支部長。何時、彼は準備していたのだろうか…

7:00になった。STARTだ。ENDは11:30、わずか4時間半の勝負だ。集中し今後こそと思いながら一投目…


ところが5分たっても、10分たっても9名とも全くウキに反応はない…なんや?またハズレイケスに入ったのか…
兵庫支部長の横で釣っていた他グループの一人が脈釣りで鯛を釣りあげた。餌は生ミックで6mぐらいの棚だったそうだ。
すでに15分経過…
開始から30分間で上がったのは、たった3匹の鯛のみと貧しい釣果だった。
この時点でsedgeメンバー2名は未だ釣れず、苦戦中。

8:30 ここまでこのイケスで釣れたのはわずか5匹の鯛のみ。それでも兵庫支部長は鯛を1匹上げていた。「鯛、放流しまぁーす」「イサキ放流しまーす」それぞれ5匹ずつはいった。活性も上がりきっと爆釣モードかと思われたが状況変わらず…

すでにnimnimは7:30から1時間活きアジをつけて青物狙いで頑張っている。決して鯛を諦めたわけではないが、海上釣堀の開始30分でもっとも活性の高い鯛が釣れないので水温上がってくるまで一発大物をと狙いを変えた作戦だ。ところが全く反応ない。

9:40「青物入りまぁーす」とメジロ4本、ヒラマサ1本が投入。この時活きアジをセットしていたのはsedgeの2名、他グループは活きアジではなく3cm程度の赤い金魚を4名入れていた。
nimnimの隣のおじさんは金魚で反応あったようだが、頭だけカジられていたようだ。どうやら鯛の仕業か?

nimnimはウキ下を4.5mから6mに、活きアジも勢いのあるのに変え投入(すでに瀕死状態)。これが良かったのか投入後すぐメジロが釣れた。
6mにしたのはたまたまだが、鯛が反対側の辺で3mあたりで当たってきている。孫も爆釣モードに突入していて7名のグループもホッとしていたようだ。それより深いだろうとの想像で6mに変更し成功した。すぐ情報は兵庫支部長にも連携した。すると彼のウキにも反応がありドラグが鳴り響いたが、逃げられてしまった。少し食いが浅かったか、合わせが早い?あるいは合わせが弱かったのか、とにかく非常にオシイ。

10:00 「カンパチ入りまぁす」と2本。nimnim家の隣に住む老婆から「カンパチがええ!」と予約済み。ずうずうしいにも程があるが、釣って帰らなければならない。何が何でも釣らねば「このへたくそが…」と罵られるは明白。
10:08  カンパチが食いついた^^v
これでノルマはクリアできた。後は鯛が欲しい。というか海上釣堀なので鯛が釣れないわけがないが、真剣に狙うも全く釣れる気配がない。このロッドは「HS シーパラダイス 磯」という海上釣堀用として今回新調した。真冬に堅いルアーロッドで合わせに失敗した経験からのチョイスだ。3号4mと柔らかめで合わせをきっちりしたかったので長めのロッドにした。安かったので気にはなっていたが、PEラインが穂先に絡まりやすいのでガイドを少々カスタマイズした方がいいかもしれない。

10:20 「青物入ります」と声が遠くで聞こえた。餌として買っていた活きアジを見ると全滅。仕方ない鯛も釣れんし青物かと活きアジを買い求めた。少し声が遠かったのが気になったので、購入時staffに聞いてみた。
「青物何時に放流されるですか?」
「本日の青物放流は2回です。ですので今日の分は全部終わりました。すいません、さっきのはお隣、水宝さんのアナウンスです。」
「えー終わったんですか…買うのどうしようかなぁ」
「まだ1時間ありますから釣れるかもしれませんよ。どうですか?」
「せっかく買いに来たんだし、じゃあ信じて500円分下さい」
「それと、お客さんのイケス今日は鯛釣れてませんし…終了間際で鯛爆釣かもしれませんねぇ。頑張ってくださいね」

釣り座に戻り、やりとりを兵庫支部長に伝えた。鯛の仕掛けから青物用に仕掛けを変え1投目。
ウキを見ているとピクピクしている。活きのいいアジだなと思っていたら一瞬でウキがなくなった。あわてて合わせたが掛かりが浅かったのか餌だけ取られ抜けてしまった。針には当たっていないのでまだ散ってないはずと2投目。
今度はなかなかウキを見ていたが反応しなかった。5分ぐらいたっただろうか。スゥーっとウキがゆっくり沈み、水中で横に走った。
2匹目のカンパチGET。先ほど活きアジ購入したときのstuffがカンパチをタモアミですくってくれた。
「良かったですね、お客さん。これで元は取りましたねぇ。」
今度のはふた周りほど大きくよく太っていた。確かにこれで完全に元は取ったかもしれないが、クーラー開けたとき鯛がいないと派手さがない^^;

10:30 「イシダイ入りまぁーす」と1匹放流。
7人のグループは「シマシマを狙う」と青虫を餌にしているが、上がってくるのは鯛ばかり。青虫が鯛に突然反応し始めたようだ。隣のおじさんはすっかり諦めモードで缶ビール2本目…

朝来るときに青虫を購入と脳裏をよぎったが、買わなかったことを後悔した。仕方ないのでウタセエビにハリスを3号と細い仕掛け変えた。どうもネット際で当たっているようなのでそのあたりを探ってみることにした。
ウキがパシュっと消し込んだ。鯛にしては斜めに走るしなかなか浮いてこない。餌からすると何だろう?大きなイサキかなと思っていたら上がってきたのはシマアジだった。うれしいが鯛が釣りたいので複雑な気持ち…

他の人たちは青物狙っているのに鯛しか食ってこないのだから、贅沢な悩みだ。

ならばと生ミックを餌に再び先ほどと同じ所に投入。やはりエビがよかったのかなと思わせるくらいウキに反応がない。諦めて上げようかどうしようかと思っていたら待望のアタリがあった。
間違いない。餌が生ミックだし鯛に違いないと意気揚々と合わせ取り込みに入った。が、どうもおかしい。浮いては来るが弱っている感じが無く横に走る。残念だ、デカいシマアジかと思ったら魚影が見えメジロと判明。3号のハリスだったので慎重に取り込んだ。

11:34  今日の釣果。赤いのがいない。こんな日もあるのか?兵庫支部長は鯛4匹だった。

【教訓】 やっぱり青虫は必要!直感を信用し仕掛けや餌は迷うべからず

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>