満水状態で苦戦! -正木ダム- 1
もう11月というのに、なんだか暖かい。
いつもならboatは片づけている時期なんだけど、思い切って正木ダムに出掛けた。
正木ダムスロープに到着したのは6:30過ぎ。この時見た光景はなんと満水状態。
通常、このスロープは水際までの折り返しが2回ある。ところが1回しか折り返していないところの際まで水がある。田植え時期の減水期からすると17mは違いそうだ。
出船準備は楽でいいのだけれど、1カ月ほど前に来た時のパターンは全く役に立ちそうもない。
前回から比べると水深を+10m考慮するとその時釣れた岩盤は彼らが活きていくための水深に適しているとはあまり想像できなかった。
おまけにターンオーバーはまだ続いている。
7:20ごろ、boatから30cmのところまでジャークしながらアクションしていたnimnimのミノーに50cm有りそうなBASSがattackしてきたが次のキャストに移ろうとしていたのと、びっくりしたのとで、不幸にも合わせそこなった。
このエリアには居る。そう確信して投げ続ける。
7:32 今回の同行者は友人の蔭ちゃん。彼は別にクランクベイトを自慢しているわけではない。Rearfookに皮一枚で釣りあげた。
が、残念ながら記録を残す前に逃げて行ったようで、見た目20チョイ、思いは32cmって感じだった。ロッド、リールは今回新調したらしい。彼のハマり様は素晴らしい(*^。^*)
8:43 彼には余裕がある。彼のtackleは今回4SET。3SETは巻物、後はザリガニのデカい奴。チマチマしたものは付ける気はない様だ。
8:44 冠水していないはずの木々まで冠水している。
8:56 いい感じの秋の山をバックに、釣りって楽しい。
どんどん進んで行ってバックウォーターまで来た。水深は単純に15mはありそうな感じだった。今は多分皆使ってないであろうスロープに上陸し小休憩。水量が半端なく増えているので、かなり上流部まで行けそうだが、このあたりで水温が低下しているので下流に下ろうと判断。しかし上流にある橋ゲタ(日浦橋)は狙っておきたいので、ラバージグでカウントダウンする。
1
2
3
4
うーん着底しない。
朝一で実績のあったところに早いチェックしながら下っていく。
途中、3人組のboaterと遭遇。KINGなら即「釣れてますかぁ」ってかるーく聞くんだろうけどちょっと遠い。ココは静かにやり過ごした。
さらに下っていくと、親子と思われるboaterと遭遇、距離も近く、十分声も届きそうだ(少々遠くても谷合なのでカツゼツよく声を張れば容易に届く)
「釣れてますかぁ」nimnimの第一声
「いやぁー、ベイトも見えないし、ボイルも見えないんですぅ。魚探も何も映らないし…どうですか釣れましたか」
「連れが1匹釣りましたよ。ちょっと小さかったですが…朝一は活性が良かったですよ。20分間ぐらいでしたが…」
「この状態って満水ですよねぇ」
「多分そうだと思います。僕らも1月前に来たんだけど、これより10mぐらいは水位が低かったように思います。」
「常連さんで地形が頭にある人しか釣れないんでかねぇ」
「どうでしょうか。そんな気もしますねぇ。こんなに深いとなんも分らんしねぇ」
「上流部はどうですか」
「上陸ポイントに困るくらい水量ありますよ。僕らも上流のスロープに上陸しました。久しぶりにそのスロープにたどり着けたように思いますよ」
「えー、じゃあ石がき見たいなとことかどうですか。もしかして水没?」
「そうですねぇ、遥か上に水がありますよ」
「ダムサイト付近ののスロープ反対側の大きなワンドはどうですか?せめてみました?」
「全部廻りましたが、全く駄目でした。何処にいるんですかねぇ?」
「この水深ですから至難の業ですねぇ。ターンオーバー始まってるとこあるし、流木みたいなゴミ多いし…」
「じゃあ、お互い頑張って行きましょうか」
少々情報交換できたところで最初にboatを下ろしたところを目指し、昼食を取った。
このままではヤバい。非常にヤバイ。
昼からは朝一感触のよかった場所で粘る、かつ、チマチマとねちねちと頑張るべく小さいザリガニのテキサスリグをselect。
もう、後には引けない。