関東の魚はシュッとしているのか?-5-

9/21
アップルストアの前に坂があったことは不幸なのか、それとも東京は坂が多くて「おやじ狩り」に戦略的かつ地形的に向いているのか・・・
何やら向かってきた左側のチャラ男がハンディーカムを向ける。
すかさず右側ののチャラ男は一気に横からふぁんきーさんの顔面めがけて黒い棒状のものを突き付けた。以前残酷な映像をYOUTUBEで見たが彼がそうなろうとは…

次の瞬間、思いもよらぬ展開が…

「すみません、TBS『みのもんたの朝ズバッ!』という番組なんですが、ゴルフの石川遼くんについて一言お願いします。」
「GOLFせぇーへんから、わからんわぁ」

その一言でチャラ男たちはその場から何も言わず立ち去り、難を逃れた。いったい何だったのだろうか?ふぁんきーさんと2人で駅に向かいながらおやじ狩りではなかったことを確認しつつ、冷静に彼らの言動を分析する。
確かに彼はANAオープン最終日に1ラウンド2イーグルという快挙を出しているが、彼らにはふぁんきーさんがゴルファーに見えたのだろうか?
「テレビの取材ってチャラ男がやってるのか?サラリーマンなら時間があるかどうか聞くだろう、普通・・・それにキャッチセールスにしてもおっさんにチャラ男ってありえへん・・・東京は変わったのがおるなぁ、部下にあぁいったのがいたら即クビやな」
nimnimには彼らは目もくれず、ハナっからふぁんきーさんを単独で狙っていたのは間違いがないし、疑う余地はない。なぜなんだ?

気持ちを落ち着かせながら駅へ向かい観光を楽しむことにした。
永田町へ向かう。民主党本部ビルや国会議事堂とかあるらしい。
駅に着き外に出る敬老の日ということもあり人が全くいない街になっていた。淋しいなぁと思っているとレッドブルの宣伝カーにキャンギャル2人がこっちを見ていた。彼女たちは、信号待ちにだった。たぶん、人が歩いていない中、おっさん2人で歩いているのはきっと目を引いたに違いない。彼女たちに大きく両手を上げ手を一生懸命振っていると手を振り返してくれた。「旅の恥はかき捨て」とはよく言ったものだ…ふぁんきーさんを見ると「恥ずかしいからやめて」と言っていたが、手を振り返してくれたことを伝えると手を振っておけばよかったって顔に書いてあった。

そんなこんなで民主党本部の入っているビルまで来た。2人のお巡りさんが警護されていた。今までくつろいでいたお巡りさんはがそばまで来るとなぜか警棒をギュって握りなおしたのが見えた。

「観光ですか」
「はい。ココ民主党さんのビルですよねぇ」
「そうです。」

そんなふぁんきーさんに対する受け答えだった。あれは職質だったのか?と2人は大盛り上がり。そこから500m国会議事堂の周りを歩き正門まであっただろうか。交差点ごとになにやら警護しているお巡りさんが肩についた無線でぼそぼそしゃべっている。どうも我々が通る8mぐらい手前で必ず会話が終わっている。間違いない。我々はまぎれもなくマークされているようだ。国会正門前まできて写真を撮っているとふぁんきーさんがふと気付く。
「nimnim、ついてきてるぞ」
そう、尾行されていたのだ。そのお巡りさんは民主党本部ビル前で声を交わした人だった。たまたまこっちに用事があったのかもしれないが、500m歩いてきたとなると職場放棄もはなはだしい。そのお巡りさんも気づかれたことを知り、速やかに何も語らず知らんぷりを決め込んでいる。
13:07 20090921130724_国会議事堂 国会議事堂前の横断歩道を渡るふぁんきーさん。ぜひ注目してほしい。ふぁんきーさんは、その真っ赤に日焼けした上半身と、迷彩Tシャツ白い半袖シャツの重ね着、海松色(みるいろ)短パンに素足でアクアシューズ!どう見ても目立つ、目立ち過ぎている!!改めて写真を見ると季節感を大事にする都会の人たちにとってすでに秋、短パンをはく人類は関東圏に生存していなかった。考えてみるとnimnimもジーンズにスニーカー履いてたし、短パンは彼だけ…そら、目立つわなぁ。彼が注目を集めていた理由がやっとわかった。
13:18 20090921131810_警視庁 警視庁の前通過、ドラマとかでよく見る建物だが、なぜあんな三角柱なのかな?って単純に思った。見た目?あるいは土地が高かったので三角地しか買えなかった?と勝手に想像していた。

途中かなりぷらぷらしながら御徒町のスターバックスで水分をとり、お世話になっている方のお宅へ・・・
さぁ明日の作戦会議だぁ。

続く…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>