TEAM Sedge 2011 Series 第2戦 -辰巳突堤 キス-
7/31、とてもさわやかな早朝の風を感じた。
久しぶりにみんなで楽しく釣れると思って、心待ちにしていた第2回の大会当日を迎えた。
でも、準備があまりできていない。というか、ロッドすら出していない。
当然、リールのラインも1年ぐらい前から巻きっぱなしのナイロン8lbラインだ。
今回はPEラインもバーゲンで安く準備していたが、リールに巻いていない。残念ながら出発直前に準備が間に合っていない。
まぁ、リール自体サーフ専用リールではなく、初代BBX5000番という代物なのであまり期待はできないのだが…
おまけに仕掛け自体、自分で作ろうと思っていたのに全くできていない。
そんなに忙しかった訳ではないが、なぜか時間が作れなかった。
朝5時半に6時待ち合わせの釣り具屋さんで、「さあ、餌と市販品の仕掛けを買うぞ」と店内に入ろうとすると、見覚えのある車がバックで向かってきた。
「おはよう」
「おはようございます。なんだ、ザリガニ採集部会会長とザリガニ採集部会CTOか、道理で見覚えある車だと思ったよ」
「仕掛けも何もないんだよ。何いるんかな?」
「僕も仕掛け作れてないから、市販品買いに行くとこです」
「一緒に行って、要るもの教えてよ」
「じゃあ、一緒に買いましょうか。サーフ部会長いたらいいアドバイス貰えると思うけど…」
そう言うと振り返ることなく、そそくさと店内へ。
聞くとどうやらザリガニ採集部会では釣り道具は外に置いて保管しているようだ。ゆえに、針とかサビサビだったそうだ。
ロッドとリールはあるようだ。仕掛けのあるコーナーへ。
僕は一投で一杯釣りたかったので針が5本ついているのを選んだ。
ザリガニ採集部会CTOは慎重に針が3本付いているのを買い物カゴへ
「そうそう、テンビンもいるねぇ」
「少しだけジェットテンビン持ってきたよ。それでは根かかったら足らんから、どんなのがいいの?」
「海草テンビンがいいとサーフ部会長が言ってたから僕はそれを愛用してます」
「どんな形なの?」
「コレコレ」
「餌は?」
「石ゴカイか、青イソメですけど…僕は青イソメかな?」
「どのくらい買うの?」
「500円分買うつもりだよ。500円もあればたっぷり使えるけど、いつもたっぷり余るよ」
「じゃあ、400円分にしとこう…」
6:27 とりあえず、皆、北突堤へ7:00頃満潮らしく北突堤の北側には砂浜は水没中。この時、前サーフ大会覇者の釣り座も、この水没ポイントだった。ココから、磯部会長が波止から水が引くまで狙う。季節はまだ盆前だ。これでココが釣れたらハニースポットになる。
6:50 そのまま歩を進め、釣り座を構えた。
が、失敗…(>_<)。上がってくるのはフグばかり…一投する度、針が数個なくなっていく。
まだ始まったばかりだ。気を取り直し仕掛けを新たにSETする。
そうだ散歩してみよう。
7:22 かなり熱くなってきたけど さらに沖でサーフ部会長が足で稼いでいる。
僕とは違い(腕も違うのだが…)、すでに数匹上げているらしい。
Refreshされたところで、さあ釣るぞって釣り座に戻ってきたら、ザリガニ採集部会会長が情報をくれた。
「磯部会長が鈴なりでデカいのを釣りあげているのを見たよ」
「あそこがハニースポットだったのか」
じゃあ、もう一投したら行こうかな。ハニースポットへ…
そういいながら、フルキャストする。天秤は20号。思ってたよりキャストが疲れるし、何より巻き心地が重い。
考えてみるといつも使ってるのが7号で、軽くチョイ投げなので疲れなかったのだ。なによりtackle重量に手首が悲鳴を上げている。
「来た!!」
とどめはフグ5連発と思われる。上がってきたのは全く針のない仕掛けが回収された。
この時、僕は3SETフグの餌食にあっていた。このままでは買ってきた8SETあっという間になくなるという危機感から移動する。
時刻は8時を過ぎたところ。ココで仕掛けがなくなってしまいましたでは、あと4時間近く日焼けだけに来た格好になる。
なんとしてもその状況からは逃れたい一心で、徐々にハニースポットの方に寄っていくがフグの猛攻は収まらない。
またしても1SETダメになった。
9:38 ハニースポットにたどり着いた。
だが、ここでもフグが止まらない。最初のあたりに比べると、フグが減ってきたように思うが気がつけば2SETやられた。
このままでは残り2SETも時間の問題だろうと新たなポイントを探すべくメンバーに状況を聞いて回ることにした。
9:58 ハニースポットに終結。
10:32 すっかり日差しも眩しい。熱いので我々以外は殆どいない貸し切り状態。
10:34 渓流部会長を北突堤と南突堤の間の砂浜で発見!聞くとフグ少々だが、ハゼが釣れるらしい。キスはその中からポツポツとかかるらしい。
10:46 南突堤の先っぽに近いとこでサーフ部会長を発見。聞くと餌取りはガッチョ(ネズミゴチ)って感じらしく、フグは全くいないとのこと。10匹とすでに釣果を伸ばしており、どうやらここが僕の終着駅のようだ。
10:55 南突堤から北突堤の間の砂浜を見ると、渓流部会長の貸し切り状態になっていた。
10:58 北突堤の北側の砂浜もさらに潮位が引いていた。
終了の12時まで、あと1時間。片道10分はかかるところまで行ってでも、キスを釣らんことには帰れまペン!!(未だ2匹(T_T))
優勝は 磯部会長。
スペシャルポイント付与についてサーフ部会長から無かったが、妙案が生まれる。
「スペシャルポイント付与連絡するの忘れてました(^^ゞ ブービーとかじゃんけんとか考えましたがどうでしょう」
「じゃあ、じゃんけんで…いいですね」
5人のじゃんけんなので、なかなか決まらなかったけど2人に絞られた。
ザリガニ採集部会会長と渓流部会長の一騎打ち!
「大人の世界はきびしいんだってところ、教えたる」
「いやいや、負けない!絶対に勝ちます」
結果、大人げなく勝ってしまった渓流部会長がSP付与となった。
やっぱ、間違いなく笑いの神が付いているよ(*^。^*)